− 第12話 お子様に注意 −


― センダーク帝国反乱軍基地 ―

アリエール
「何て事をしてくれたの!!」
ソフラン
「アリ姉様、大丈夫だって。」
アリエール
「何を言っているの、その頭脳をかって反乱軍の戦略家として起用していたけど所詮は子供だったようね。」
ソフラン
「その言い方ひどいなぁ。」
アリエール
「ならば何故こんな事をするの!!」
ソフラン
「”ラ・スカル”が予定より早く降りてきちゃったから、急がなきゃいけなくなったの。」




スーパートップ
「”ソフラン”様、ご命令を。」
アリエール
「あ、あなた”トップ”の洗脳中に何をしたの?!」
ソフラン
「帝国兵としてリサイクルした時失った”洗獣民族”の記憶を戻したの。だから、”皇祚パワー制御装置”は必要無いの。」
アリエール
「あなた何を言っているの?」
ソフラン
「昔の事だから姉様が分からないのも無理ないよ。」
アリエール
「昔の事?、あなたが何故そんな事を・・。」




ソフラン
「私も”ラ・スカル”の暴走によって滅亡した”洗獣民族”だもん。」
アリエール
「何なの”洗獣民族”って・・・。」
ソフラン
「地球史上最強の生命体って所かな、そしてその中でも”白い阿熊(あくま)”と呼ばれたのが、姉様も知っているあの”ファーファ”だよ。」
アリエール
「あの”ファーファ”も洗獣だったと言うの・・。しかし、彼に”まぜるな危険”の力を与える必要が何故あったの。」
ソフラン
「人間の力と最強の洗獣の力が合わさらないと完成しない力”パールパワー”が必要だからだよ。」
アリエール
「”パールパワー”?」
ソフラン
「うん、地球を制御する力”ブルーダイヤ”の力を発動させる為の3つの力の内の1つ。」
アリエール
「地球を制御・・。そんな事が出来るって言うの・・。」
ソフラン
「”ラ・スカル”はその力の内2つを持ってるんだから、それを吸収される前に手に入れなきゃならないの。」





ソフラン
「行っこか、”スーパートップ”。」
アリエール
「”ソフラン”何処へ行く気。」
ソフラン
「その2つの力”ゴ−ルドパワー”と”シルバーパワー”を手に入れに。」
アリエール
「”ゴールド”と”シルバー”・・、まさか”セン・ザイン”と”アクロン”の事?」
ソフラン
「そうだよ、あの時”ファーファ”が”皇祚イオン分解”で”セン・ザイン”を吸収していれば手間が1つ減ったのにね。」
アリエール
「・・・、公式がこうも違っていれば計算が合うはず無いわね。」
ソフラン
「でも、姉様の目的”地球洗浄計画”の阻止は出来るよ。」
アリエール
「・・・・、私の造り上げた最強の戦士で計画を達成しなければ科学者としての意味がないのよ・・・。」




― 愛知県 名古屋市中区 ―

アクロン
「な、何だ!!」
セン・ザイン
「反乱軍の新兵器か?!」
アクロン
「しまった!!」
セン・ザイン
「愚かな、そのような事だから見かねて”ラ・スカル”様が降りてこられるのだ。」
アクロン
「貴様に言われる筋合いは無いわ!!」





スーパートップ
「我名は”スーパートップ”、”セン・ザイン”お前の元部下だった者だ。」
セン・ザイン
「貴様が”トップ”だと?!」
アクロン
「放せ”トップ”!!」
ソフラン
「そうはいかないよ。」
セン・ザイン
「貴様、反乱軍の小娘、”トップ”に要らぬ入れ知恵をしおったな。」





アタック
「”ソフラン”そいつ等は俺の獲物だぜ!!」
ソフラン
「私がもらっちゃうもんねぇ。」
アタック
「ケッ、わがままなお嬢だぜ。」
セン・ザイン
「情けない姿だなぁ、”アクロン”。」
アクロン
「おのれ、舐めおって!!”皇祚パワー3分の1コンパクト”発動!!」
ソフラン
「今よ、”スーパートップ”!!」




スーパートップ
「”皇祚イオン分解”。」
セン・ザイン
「あの技は!!」
アクロン
「グ、グワァァァァ!!!!!」
ソフラン
「次はあなたの番よ”セン・ザイン”。」






第13話 強力洗浄 へ

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