− 第31話 砲記(ほうき) −





ウェザーファーファ
「クソッ!何一つ守れないのかよ!!」
ノア
「き、聞こえますか・・、”ウェザーファーファ”。」
ウェザーファーファ
「無事だったか、人間!」
ノア
「あと少しだけなら持ちそうです・・。」
ウェザーファーファ
「早く脱出しろ!」
 





ノア
「いいえ、まだ最後手段が残っています・・。ただ、”魔亜棒”と”止棒”の力を合わせる事が出来ればですが・・・。」
ウェザーファーファ
「あの 神様ごっこ と手を組めって言うのか?」
ノア
「うまく行けば天変地異兵器”転機與砲(てんきよほう)”が現れますが、失敗すればあなた達は”サンポール”に・・。」
ウェザーファーファ
「次から次へと手が有るんだか無いんだか・・。」
ノア
「もし”転機與砲”を出現させる事が出来たなら、それでこの要塞を撃ち抜いて下さい。」
ウェザーファーファ
「何だと?」
ノア
「要塞内のDNAを”転機與砲”の天変地異エネルギーでコーティングし”ハレルヤ”にぶつけます。そして、”ハレルヤ”の持つ創生パワーを吸収し・・。」
ウェザーファーファ
「地球の生命が復活するって訳か・・。一か八か・・やってみるか。」
 





ウェザーファーファ
「新皇帝の”ラ・スカル”さんよ、このままで”ハレルヤ”を倒せると思うか?」
ラ・スカル
「邪魔だ、今すぐ死にたくなければそこを退け。」
ウェザーファーファ
「予想通りの返事をしてくれるぜ。”ハレルヤ”を倒すにはアンタの”魔亜棒”とオレの”止棒”が必要らしい。」
ラ・スカル
「我以外は全て敵だ、貴様と手を組む気など無い。」
ウェザーファーファ
「全く、面倒くさい仕事引き受けちまったぜ。」
 
 





ハレルヤ
「次はお前達の番だ、先にあの世へ行きたいのはどちらだ。」
ラ・スカル
「知れた事、”ハレルヤ”貴様だ。」
ハレルヤ
「ならば、やってみろ。行け、魔亜棒。」
ウェザーファーファ
「”スカル”、避けろ!」
 





 
ラ・スカル
「何?!」
ハレルヤ
「その程度の棒も受けきれぬとは何が神だ。」
ラ・スカル
「何故だ・・、奴が言う様に強さの次元が全く違うと言うのか・・。」





 
ラ・スカル
「・・・・・・・・、どんな手を使おうとも貴様を神の座から引きずり降ろしてくれる!」
ウェザーファーファ
「自分が超えられないと分かったら、今度は引きずり降ろすってか・・。」
ラ・スカル
「我が力を使え”ランドリーファーファ”!!」
ウェザーファーファ
「何か空しさを感じるが、まぁいい行くぜ!!」
 






ウェザーファーファ
「”止棒(やんぼう)”!!」
ラ・スカル
「"魔亜棒(まあぼう)”!!」
 





ウェザーファーファ&ラ・スカル
「”転機與砲(てんきよほう)”!!!」
ウェザーファーファ
「・・・どうやら、上手くいったみたいだな。」
ラ・スカル
「これが”ハレルヤ”を倒せる唯一の武器なのか・・・。」
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 



第32話 悪手負記

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